性格を表現する言い回しの最終回は、主に性格上の欠点として認識されているボキャブラリーをご紹介します。
わがまま
文字の通り、利己的ということです。自分の利益ばかり考えて他人を顧みないようなイメージ。
「自私」と同じく「わがまま」と訳されることが多いですが、「任性」は自分の気持ちに素直がゆえに気ままな行動や言動をとってしまうこと。日本語で、「マイペース」とは時に悪い意味で使われることがありますが、まさにそのようなニュアンスもあり、「自私」よりは憎めない感じです。
ずるい
頭が切れるが、それを悪い方向性に使っている感じです。つまり「ずる賢い」。もともと「狡猾」は「
聪明(cōngmíng)」と同じく「頭がいい」という意味ですが、前者は「
褒义词(bāoyìcí)」といって肯定的な意味で使う時、後者は「
贬义词(biǎnyìcí)」といって否定的な意味で使う時、と使い分けます。
自分をよりよく見せようとして方便を吐いたり、服装などの外面ばかりにこだわったり、人や物選びをステータスで決めたりするような性格を指します。日本語の「見栄っ張り」よりも見栄の程度は大きく、嫌悪感も強いように思います。
がんこ
かたくなで他人に協調しないこと。この場合の「强」の発音は「qiáng」ではなく「jiàng」ですので注意。
感情的
我を忘れてかっとなる、興奮しやすい、後先考えずに衝動的になることです。
ささいなことでイライラしたり機嫌を損ねたりして、怒りを抑えられない性質。短気ということ。
おっちょこちょい
軽率で不注意、あわてん坊ということ。
では、以下に3つの例文をご紹介します。
Tā shì yīgè jiǎohuá de jiāhuo, zhēn de ná tā méi bànfǎ.
彼はずるい奴で、ほんとうにどうしようもない。
※「
家伙」というのは人にも物にも使えます。人を指す時は「奴、野郎」といったニュアンスがあり、ほんとうにその人を煙たがっている場合か、あるいは、欠点はあるけれど憎めない、といったケースで使います。「拿+目的語+没办法」は、その目的語について「どうしようもない、対処のしようがない」という意味です。
Tā de nǚpéngyǒu suīrán yǒudiǎn rènxìng yòu yǒudiǎn zìdà, dàn tā háishi ài tā.
彼の彼女はちょっとわがままで生意気だが、彼はそれでも彼女を愛している。
※「
虽然○○,
但是/
可是(逆接) ××」は必ず呼応して、「○○ではあるが、××である」というセンテンスをつくります。さらにその後に「还(やはり、それでも)」が続くことが多いです。
Tā de píqì hěn bàozào xiàng shì yīzuò huǒshān, shízài nányǐ xiāngchǔ.
彼はまるで火山のように怒りっぽくて、どうにもつきあいづらい。
※「
脾气」は「気性」という意味で「
暴躁」とは頻繁にペアで用いられます。「
实在」は「実に、実際に」という意味、「
难以+動詞」は「××することが困難である、××しにくい」ということ、「
相处」は一緒にいること、つまり「つきあう」ということです。